「TBSビデオ問題」を編集中

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* 1996年4月30日:TBSは坂本弁護士のインタビューテープ問題についての社内調査概要など発表、19時00分から19時20分まで磯崎社長による社告謝罪番組「視聴者の皆様へ」、19時20分から23時00分まで検証特番「証言」を放映。ビデオをオウム幹部に見せた曜日担当プロデューサーは懲戒解雇。
 
* 1996年4月30日:TBSは坂本弁護士のインタビューテープ問題についての社内調査概要など発表、19時00分から19時20分まで磯崎社長による社告謝罪番組「視聴者の皆様へ」、19時20分から23時00分まで検証特番「証言」を放映。ビデオをオウム幹部に見せた曜日担当プロデューサーは懲戒解雇。
 
* 1996年5月20日:TBSは、23時50分から5分間の特別番組「視聴者の皆様へ」で[[砂原幸雄]]社長より経過報告と今後の対策および謝罪放送をした。
 
* 1996年5月20日:TBSは、23時50分から5分間の特別番組「視聴者の皆様へ」で[[砂原幸雄]]社長より経過報告と今後の対策および謝罪放送をした。
* 1996年5月24日:TBSは横浜法律事務所に公開質問状に対する再回答書提出。3月19日の回答書を全面的に撤回し、坂本インタビュービデオを見せたことを認めるとともに、遺族と横浜法律事務所などに陳謝。
 
* 1996年12月18日:TBS「放送のこれからを考える会」(座長:[[堀田力]]弁護士)が、報道現場における「個の確立」を求める提言。
 
 
== TBS批判とその過熱 ==
 
TBS側がオウム幹部にビデオを見せたことは、情報源の秘匿という[[ジャーナリズム]]の原則に反し、報道倫理を大きく逸脱するものとして批判された。またTBSがビデオをオウム幹部に見せたことで坂本弁護士が殺害されたという非難もあった。世論もこれに追随しTBS批判は過熱の様相を見せた。
 
 
またTBSは、オウム幹部の公判において当事者の供述やメモが明らかになったことを受け事実を認めるまで、問題発覚後5か月以上にわたり不透明な「内部調査」を根拠に事実を否定し続けた。この間、TBSは事実を把握しているのに意図的に隠しているのではないかと疑われた。一連の経緯からビデオ問題は報道への信頼を大きく揺るがす非常に重大な事件とされる。TBSが一転してビデオを見せたことを認めた当日1996年3月25日、TBSの看板番組『[[筑紫哲也 NEWS23]]』のキャスターを務める[[筑紫哲也]]は番組で、「TBSは今日、死んだに等しいと思います。……今日の午後まで私はこの番組を今日限りで辞める決心でおりました」[http://www.tbs.co.jp/news23/onair/taji/s60325.html]と発言した。この発言も大きな反響を呼んだ。
 
 
一方で、扇情的なTBSバッシングに対しては、「坂本弁護士殺害の因果をTBSだけに負わせることは問題の本質を無視するものだ」と識者とジャーナリストが異論を唱えた(※1)。これらの批判の過熱によって、[[坂本堤弁護士一家殺害事件]]を含む[[オウム真理教]]に関連する一連の事件([[松本サリン事件]]・[[地下鉄サリン事件]]など)そのものの真相究明がおろそかになったとの批判もある(※2)。
 
 
※1 異論を唱えた「識者とジャーナリスト」は誰で、その理由は何だったのか明記されていないことに注意。
 
 
※2 TBSビデオ問題は地下鉄サリン事件後、オウム信者が逮捕されたことがきっかけだった。この指摘は時間的に矛盾している(松本サリン事件は1994年6月27日、地下鉄サリン事件は1995年3月20日、TBSビデオ問題が日本テレビにより報道されたのが1995年10月19日)上、真相究明がどうおろそかになったのか、全く触れられていない点に注意。百科事典である以上、客観的、科学的根拠に基づくべきであろう。
 
 
このような背景には、いわゆる「視聴率稼ぎ」も問題視されている。当時、TBSは一部の番組を除き、1980年代から視聴率の低迷に陥っている。中でも、1985年に「[[8時だョ!全員集合]]」の打ち切りは相当痛手だった。[[フジテレビジョン|フジテレビ]]に視聴率を食われて、[[テレビ東京]]も下回ることもあり、「振り向けばテレビ東京」と言われたこともある。ワイドショーは制作費が比較的安く済むのが利点であるが、このことも頭に相当入っていたのだと思われる。※3 視聴率稼ぎが事件に及ぼした影響について全く触れられていない点に注意。
 
 
== その後のTBS ==
 
=== ワイドショー一斉打ち切り ===
 
TBSはかつて「民放の雄」(「[[8時だョ!全員集合]]」、「[[水戸黄門 (ナショナル劇場)|水戸黄門]]」、「[[ニュースコープ]]」などの人気番組が多かった)と言われたが、1980年頃から[[フジテレビジョン|フジテレビ]]や[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]に視聴率を奪われ、TBSは視聴率の全体的な低迷に陥っていた。平日正午代の大不振(いわゆる「'''死に枠'''」と揶揄された。但し、「[[新伍のお待ちどおさま]]」を除く)、「[[ギミア・ぶれいく]]」の強制打ち切りに伴い強引的に始めた「[[ムーブ (バラエティー)|ムーブ]]」の大不振、さらに本格的な決め手になった平日夜10時に[[テレビ朝日]]「[[ニュースステーション]]」の裏番組だった「[[ニュース22プライムタイム]]」、「[[ニュースデスク]]'88・'89」等の大不振によるうっぷん晴らしから低予算で制作できる[[ワイドショー]](「[[3時にあいましょう]]」)でその事件を報じて視聴率アップを狙っていたことも原因である。1985年に発生したテレビ朝日「[[アフタヌーンショー]]」の「やらせリンチ事件」以上のさらなる放送界最大の事件となったこの問題でTBSは社会的非難を浴び、当時放送中であった報道系ワイドショー番組「[[モーニングEye]]」、「[[スーパーワイド]]」<ref>「3時にあいましょう」の後続番組</ref>を打ち切ることで、報道との線引きが曖昧であったとの指摘を受け、いわゆる「報道系ワイドショー」といわれる番組からの撤退を表明した。ただし、「[[サンデーモーニング]]」は報道局制作に移行したため打ち切られず、「[[ブロードキャスター]]」内のコーナー「[[お父さんのためのワイドショー講座]]」も、2008年9月をもって終了を予定している。2008年現在でも、視聴率の全体的な低迷(ゴールデンタイムでも1クール別の平均視聴率7~10%前後)は続いており、「振り向けば[[テレビ東京]]<ref>テレビ東京でも少数だが不祥事が起きている。例:[[ポケットモンスター (1997-2002年のアニメ)|ポケットモンスター]]([[ポケモンショック]])、[[TXNニュースアイ]](中国強盗団の一部始終やらせ騒動)、[[日経スペシャル ガイアの夜明け|ガイアの夜明け]](うなずき屋男騒動)[http://www.bpo.gr.jp/brc/kettei/k027-TX.html]</ref>。」とまでいわれている。しかし、ワイドショー廃止を宣言したにもかかわらず、結局は後番組の視聴率が悪く、芸能ニュースを扱う「[[ジャスト (情報番組)|ジャスト]]」で事実上の完全復活となり、最近では「[[みのもんたの朝ズバッ!]]<ref>例:[[TBS不二家捏造報道問題]]</ref>。」、「[[ピンポン!]]」でもやはり視聴率稼ぎのため相次いで不祥事が続発している。
 
「ザ・フレッシュ!」(打ち切り当時「フレッシュ!」)はそれ以前からの視聴率低迷のため、1996年春に報道局制作の番組(おはようクジラ)への変更が決定していた。ただ後番組の準備が間に合わなかったことから暫定的に「フレッシュ!」の終了が改編期を2か月過ぎた5月末まで延長されたに過ぎず、オウム事件との直接関係はなかった。そして「スペースJ」はもともと報道局制作の番組であったが、オウム関連を追及していた番組内容を問題視した上層部判断により、当時の社会情報局制作番組とともに打ち切られた経緯を持つ。さらに「ブロードキャスター」は社会情報局解体後、報道局ではなく制作局へ移管された。ちなみに「サンデーモーニング」はこの時の経緯を踏まえ、現在まで報道局担当番組のままである。
 
 
=== 機構改革 ===
 
当時、いわゆる報道系ワイドショー系の番組のみならず、情報系から一部バラエティに至るまで数多くの番組が「社会情報局」というセクションで制作されていたが、この件に関しては「ボーダーレス」「ノンジャンル」のセクションだからこそ起きた問題なのではないかという内外からの指摘もあった。
 
 
こうした声を踏まえ、社会情報局を廃止した。廃止後、ニュース系の番組は一旦すべて報道局に移管され、それ以外の番組はすべて制作局へ移管された。
 
 
ちなみに、TBSでのこの流れを受け、テレビ東京以外の在京民放他局も同様部署の整理再編に動くこととなり、日本テレビ(社会情報局)とフジテレビ(編成局社会情報部)はそれぞれ段階的に廃止・一般番組制作部門への吸収などが行われた。テレビ朝日(情報局)だけは組織改編をせず、同様の部署は維持された(2007年の機構改革で情報局は報道局に吸収された)。
 
 
=== 深夜放送自粛 ===
 
不祥事による自粛措置として5月20日から24日までの5日間テレビの深夜放送を取りやめたほか、この期間は『[[NEWS23]]』の放送を第1部のみで打ち切りとした。第2部をネットしている地区については『ドキュメントDD』など、[[裏送り]]番組を放送した。また、ラジオの深夜放送も休止した<ref>ただし、『[[いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜]]』はTBSラジオのみ放送休止し、同時ネット局への裏送り放送として通常通り行われた。</ref>。
 
この他、地方局では、TBSの深夜番組をネットせずに、『[[痛快!明石家電視台]]』など[[毎日放送|毎日放送(MBS)]] の番組をネットするケースも見られた。
 
 
=== 路線変更 ===
 
ワイドショーの廃止に伴い、1996年6月から[[ズームイン!!朝!|裏番組]]を意識し、地方情報を扱った番組『[[おはようクジラ]]』、1996年9月30日から生活情報重視の『[[はなまるマーケット]]』、1996年10月からサロントーク型情報番組『[[素敵なあなた]]』を開始した。
 
 
『はなまるマーケット』については2014年3月まで続く人気長寿番組となり路線変更が功を奏している。
 
 
しかし、それ以外の枠では視聴率低下が続き、正午枠を含め短期間にリニューアル・打ち切りが繰り返されることになる。
 
 
1998年になり、かつての『スーパーワイド』→『[[素敵なあなた]]<ref>15時台のみ</ref>』→『[[わいわいティータイム]]』→『[[情報!もぎたてサラダ]]』の時間枠に『[[ジャスト (情報番組)|ジャスト]]』を開始。これまで扱わなかった芸能情報を復活させたり<ref>ただし、スキャンダルネタは扱わない このスタイルは王様のヴランチと昼帯エンディングに受け継がれた
 
</ref>、トレンド情報を充実させ、ようやく安定するようになる。
 
 
== 日テレとの関係悪化 ==
 
この事件を報道した日本テレビとは事件の前後しばらくの間、双方の局が相手に番組資料映像を貸さないなど、険悪な関係となった。<!--但し、準キー局の毎日放送(MBS)とは映像の遣り取りをしていた可能性がある。-->下記はその主な事例。
 
* 俳優の[[フランキー堺]]が亡くなって間もなく、日テレの『[[知ってるつもり?!]]』で彼をとりあげた際、主演作『[[私は貝になりたい]]』のワンシーンが流れたが、[[1958年]]にTBS(当時はKRT)で放映されたドラマではなく、翌[[1959年]]に劇場公開された[[橋本忍]]監督、[[東宝]]配給の[[映画]]版だった。
 
* [[加藤茶]]がゲスト出演した日テレの2時間[[特別番組|特番]]で、[[ザ・ドリフターズ|ドリフ]]全盛期の[[いかりや長介]]のエピソードの前置きにドリフ出演番組の[[VTR]]が流れたが、TBSの『[[8時だョ!全員集合]]』ではなく、同番組休止期間中の[[1971年]][[4月]]から半年間日テレで放送された『[[日曜日だョ!ドリフターズ!!]]』の映像だったため、加藤のギャグにやや精彩を欠いた内容だった。
 
* [[全国高等学校サッカー選手権大会|高校サッカー]]中継は、日テレ系[[フルネット]]局が開局した地域でも、[[1994年]]度までは一部の[[Japan News Network|JNN]]系列局が参加していたが、日テレが事件を報道した直後の[[1995年]]度の大会から日テレ報道に対する報復の意味も含め次第にJNN系列局が制作参加局から離れ、現在の参加局は[[宮崎放送]]のみとなった。宮崎放送が引き続き参加しているのは、[[Nippon News Network|NNN]]に加盟している[[テレビ宮崎]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系メインネット・[[All-nippon News Network|ANN]]にも加盟しているが[[NNS]]には非加盟)がスポーツ中継(特に野球・サッカー)のノウハウが高くない事が影響しているためといわれる。日テレ系の準キー局・[[讀賣テレビ放送|読売テレビ放送]]が制作して西日本のほぼ全域と東日本の一部の日テレ系列局にネットされている討論バラエティ番組『[[たかじんのそこまで言って委員会]]』は2007年4月から宮崎放送でもネットされ、同年10月からは[[大分放送]]でもネットされるようになった(日テレはネット無し)。大分のネットは当地にある日テレ系列局の[[テレビ大分]](フジテレビと日テレのクロスネット)が編成上の都合でネット出来ないことから宮崎と同じ理由でTBS系列の大分放送でネットされることになったとされる。
 
なお現在は、以下に挙げる点などから両局の関係はある程度修復したものと見られている。
 
* 『[[サンデージャポン]]』で『[[ラジかるッ]]』を頻繁に取り上げ、時にはサンジャポ取材班が日本テレビの[[日本テレビ放送網#スタジオ|ゼロスタジオ]]まで赴き『ラジかるッ』オンエア前後にVTR取材も行っている(『ラジかるッ』でも『サンデージャポン』について頻繁に取り上げている)。
 
* 日テレの人気番組『[[進め!電波少年]]』などを手掛けた[[土屋敏男]]元[[プロデューサー]]が『[[サンデージャポン]]』にゲスト出演している。
 
* 2007年3月20日の日テレ『[[ザ・ワイド]]』の[[船越英二]]追悼のコーナーで、TBSの『[[時間ですよ]]』の映像が引用された。
 
* 2007年3月30日にはプロ野球開幕に合わせて日本テレビと共同企画(『[[みのもんたの朝ズバッ!]]』と『[[午後は○○おもいッきりテレビ]]』に両局のアナウンサーが相互出演)を行っている。
 
*『[[ドッカ~ン!]]』で、[[インディ500]]の中継映像が『映像提供・日本テレビ』のクレジット入りで放送された。
 
 
== 他会社の不祥事との比較 ==
 
この事件は[[企業倫理]]の問題として、[[三菱リコール隠し]]や[[パロマ (企業)|パロマ]]の湯沸し機死亡事故と比較される事がある。
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[3時にあいましょう]]
 
* [[モーニングEye]]
 
* [[スーパーワイド]]
 
* [[坂本堤弁護士一家殺害事件]]
 
* [[オウム真理教]]
 
* [[TBSビデオテープ押収事件]]
 
* [[東京放送#2000年以降の主な事件・不祥事]]
 
 
==外部リンク==
 
* [http://www.mars.dti.ne.jp/~takizawa/ 坂本弁護士一家殺害事件]
 
 
{{Stub}}
 
 
[[Category:TBS|* ひておもんたい]]
 
[[Category:オウム真理教|ちいーひーえすひておもんたい]]
 
[[Category:オウム真理教事件|ていひえすひておもんたい]]
 
[[Category:1989年|ていひえすひておもんたい]]
 

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