仮面ライダー電王

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仮面ライダー電王』(かめんライダーでんおう)は、2007年(平成19年)1月28日からテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映されている、「平成仮面ライダーシリーズ」としては第8作目となる特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。字幕放送地上デジタル放送では16:9サイズのハイビジョン制作(アナログ放送はレターボックス放送)。

キャッチコピーは「“時刻”(とき)を超えて、俺、参上!」。


注意以降に核心部分が記述されています。
平成仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第7作 仮面ライダーカブト 2006年1月
- 2007年1月
第8作 仮面ライダー電王 2007年1月
-

あらすじ[編集]

2007年のある日、空から現れた無数の発光体。未来からやってきた「イマジン」は、契約者の願いを強引な手段で叶え、過去へと飛ぶ事で未来を変えようとする侵略者達である。

何をやってもツイていない、不運な体質を持つ野上良太郎。そんな彼が、偶然にも奇妙なパスを拾ったことでその運命は大きく変わる事になる。良太郎の前に突如現れた謎の未来的な列車。その列車から現れ、パスを返すよう迫る謎の少女。そして不良に絡まれ、袋叩きにされかけた良太郎は謎の「声」と共に豹変、彼等を返り討ちにしてしまう。

突如起こった数々のできごとに戸惑う良太郎に、追い討ちをかけるかのようごとく襲い掛かるイマジン。窮地に陥った良太郎に、「電王」となって戦うよう少女は告げる。良太郎の持つパスを謎のベルトに接触させた時、その姿はライダースーツを思わせる容姿へと変貌を遂げ、さらに「声」の主が良太郎に憑依する事により、その姿は赤い装甲を纏ったものへと変化した。

こうして良太郎の奇妙な「旅」は始まった。時空を越える列車デンライナーと共に良太郎をエスコートするのは、パスの持ち主である少女ハナ。そして良太郎に憑依する「声」の主であり、イマジンの一人でありながら好き勝手に暴れることを好む変わり者モモタロス。その先には過去を、そして未来をも変えようとするイマジン達が立ちはだかる。

概要[編集]

特徴[編集]

キャラクター
本作ではライダーのモチーフとして「電車」、怪人のモチーフとして「おとぎ話に登場する生物」というライダー作品としては奇抜かつ斬新なものを採り入れている。前者については、製作発表当初に主人公キャラクターである電王が「電車に乗る仮面ライダー」であるという点が大きく報道された(従来通り専用オートバイも健在である)。
これに加え、主演の佐藤健自らが「史上最弱の主人公」と評したように、「主人公が気弱」、「主人公に怪人が憑依することで、仮面ライダーが変身前と変身後でまったくの別人格になる」などの大胆な設定も採り入れられている。特に後者は平成ライダーで採用されてきたフォームチェンジの要素を重ねることにより、電王はフォームごとに外観はもちろん性格や声も完全に別の存在となる。宣伝などではこの要素を「七変化する仮面ライダー」と表現している。
ストーリー
平成仮面ライダー作品で多くみられた複雑な伏線やハードな物語展開は存在しているが、それらは控えめにされ、明るい作風と単純明快なストーリー展開が心がけられている。
その他
仮面ライダー響鬼以来の各話サブタイトルと、仮面ライダーJ以来のライダーの戦闘前の名乗りが復活した。

配役[編集]

良太郎を演じる佐藤健は主役ライダーを演じる役者としては史上最年少で、初の平成生まれでもある。他にも平成シリーズにて過去作(『アギト』)の準主役・ヒロイン経験者(秋山莉奈)が再びレギュラー出演するのも初である。平成シリーズで2作品以上でレギュラー・準レギュラーを務める俳優は山崎潤栗原瞳弓削智久に次いで4人目で、『響鬼』の後期レギュラーだった中村優一は彼女に続く5人目となる。また『世界の車窓から』でナレーションを務める石丸謙二郎が「デンライナー」のオーナー役(オープニングナレーションも担当)に起用される。石丸は、制作発表記者会見や各種媒体でのインタビューなどで、「今年は『デンライナーの車窓から』をお送りし…」という冗談を言っている。

声優[編集]

本作では怪人が人格を持ち、「人間に憑依する」という特徴から、怪人の声を演じる声優のキャスティングも重視されている。特に良太郎に憑依する怪人を演じる関俊彦遊佐浩二てらそままさき鈴村健一(いずれもジャンクションと次回予告のナレーションも担当)は、憑依時の良太郎&電王の声を演じる「もう一人の主役」のポジションと言える。

特撮ヒーロー番組には初出演である関俊彦について、プロデューサー・武部は「熱血かつドスが利いていて、ヒーローにも怪人にも合う声」と評している。この他、良太郎たちに憑依するイマジンには、過去にも東映特撮に参加している遊佐浩二(パワーレンジャーシリーズ、『燃えろ!!ロボコン』等)、てらそままさき(『仮面ライダーBLACK』、『ブルースワット』等)、大塚芳忠(『激走戦隊カーレンジャー』)の他、「特撮に出るのが夢でした」と語るほどの特撮・ライダーファンでもある鈴村健一が関とともに新たに起用されている。

本作では正式なナレーターが存在せず、OP、次回予告ではそれぞれ上記の通りオーナー、良太郎に憑依するイマジンたちがナレーションを担当しているが、ジャンクションでは侑斗役の中村やデネブ役の大塚もナレーションを担当している。 ちなみに、正式なナレーション声優がキャスティングされていないのは意外にもTVシリーズ中初めてのことである(平成ライダーシリーズはナレーションが少ない傾向にあるが、それでも前作『仮面ライダーカブト』まではナレーターが存在した)。

ゲスト[編集]

特撮作品に出演経験のあるキャストが多く見られ、特に声の出演については、梁田清之小山剛志等、過去の平成ライダー作品で重要キャラを演じたキャストが目立つ。

制作・脚本・音楽[編集]

スタッフはこれまでの平成ライダーの常連とも言える者が多く、チーフプロデューサーで平成仮面ライダーシリーズでは6作目の担当となる白倉伸一郎や、サブである武部直美もその一人。この他演出陣には『555』以来4年振りにパイロット監督を務める田崎竜太をはじめ、長石多可男石田秀範らが参加。脚本は、平成仮面ライダーシリーズでは『龍騎』以来のメインライターとなる小林靖子の他、前年から続けて参加の米村正二[1]が担当。劇伴音楽は『クウガ』などシリーズ3作品を担当した佐橋俊彦が担当している。

音楽はシンセサイザーを駆使した現代ポップ調のものからスイング調のジャズ、渋いロック、クラシカルなものまで多種多様にわたる。特に、過去へのタイムスリップ描写が多いためか、「過去」を意識した楽曲が多く、70年代を意識したビッグバンドジャズの曲、メタルヒーローシリーズを意識したような曲や、ガンフォームのテーマはディスコ音楽がモチーフになっていて、1990年代前半のテイストを匂わせていたりする。

主題歌は若手ダンスユニット・AAAが本作限定のユニット名・“AAA DEN-O form”として担当。従来のケレン味の強い主題歌とは異なり、軽快な歌詞とアップテンポな曲調の主題歌となっている。一方、従来と同様に終盤の劇中挿入歌をエンディングテーマとしており、『』や『カブト』と同じく出演者が歌を担当し、回によって歌手とアレンジの異なる複数のエンディングテーマを使い分ける。

主要登場人物[編集]

ジークや牙王などについては劇場版の登場人物を参照。

便宜上、本作の設定上、「人物」に関連する重要な概念であり、本項にも複数回登場する用語について、先述する。

特異点
一部の存在(人物)だけが持つ、時間からの干渉を受けない特性のこと。ゆえに、もしも時の運行に変化が生じたとしても、それによる影響を受けないとされる。よって、最悪の場合自らが本来属する時間が消滅してしまったとしても、特異点の人物だけは消滅することはない。ただし、時間外からの干渉は受けてしまうため、不死身とは異なる。また、精神だけで時間を超えてきたイマジンも、時間同様に特異点への干渉が制限されるため、特異点の人間はイマジンに憑依されても肉体を完全に支配されることはない。電王(おそらくゼロノスも)に変身できるのは、この特異点であることが条件らしい。

「時の列車」に乗る人物[編集]

野上良太郎(のがみ りょうたろう) / 仮面ライダー電王
本作の主人公。1988年12月26日生まれの18歳。「特異点」の特性を持ち、ハナに認められ電王となった。電王の各フォームの際はモモタロスらに戦闘を任せ、自身は作戦立案や憑依イマジンの暴走抑制など司令塔的立場に回ることが多い。
気弱で揉めごとを嫌う性格で、喧嘩も弱い。毎日ありえないほどの不運に見舞われるため、少々のことでは動じないとされているが、事あるごとに気を失う。それゆえ他人の幸せや不幸には人一倍敏感で、「他人を不幸から救いたい」という思いも強い。人並み以上の倫理観を持ち、一徹なところも垣間見せる。当人の自覚は薄いがセンスはかなり悪い。
両親は物心つく前に他界しており、幼い頃は姉の愛理と共に祖母の家で育てられていた。愛理が記憶喪失に陥った2007年1月頃に高校を中退、現在は「ミルクディッパー」でアルバイトをしている。愛理目当てで来店する「ミルクディッパー」の常連客達からは弟のような扱いを受けている。財布をよく紛失するので、氏名などを書いたキーホルダーをつけている。
ハナ
本作のメインヒロイン。19歳。デンライナーのオーナーと契約し、イマジンを追う少女。2007年に偶然落としたライダーパスを拾った良太郎が特異点であることに気づき、電王に変身させた。ただし電王やイマジン、デンライナーのことをすべて知っているわけではない。良太郎と同じ特異点であり、自らが本来属する時間をイマジンに消滅させられ居場所を失ったため、イマジンを強く憎んでいる。ただし、モモタロスたちに対しては、話が進むにつれて多少なりとも仲間意識を持つようになってきている。
イマジンに対してもひるむことがなく、格闘能力も高い。乱暴というより勇敢な気性で、イマジンに襲われる人の盾になることもある。また、勝負事には自ら参加せずにはいられない性格。ウラタロスの嘘もすぐに見抜く。内面は繊細で心優しいが、気が強く口調もキツいため、自覚なく相手を怖がらせてしまうことが悩み。良太郎の体調を常に気づかっている。外出するときはたいていミニスカートなどの丈が短い服装をしている。ナオミのコーヒーは苦手で、「ミルクディッパー」の愛理の煎れたコーヒーがお気に入り。
コハナ
あるときを境に何故か小さくなってしまったハナの姿。この姿を良太郎は「コハナ」と名づける。愛理達にはハナの妹で通っている。小さくなっても気の強さは変わっておらず、子ども扱いされると非常に怒る。小さくなってしまった原因は、オーナーの推測によると「イマジンに消滅させられた(ハナが本来居るべき)時間が復活している可能性がある」かららしい。
ナオミ
デンライナーの客室乗務員。主に食堂車で勤務だが、車内アナウンスなども務める。奇抜な格好をしており、両腕と両足首には大量の腕時計を装う。天真爛漫かつ能天気な性格で、デンライナー内でのイマジン達の騒動をむしろ楽しんでいる。
ハナとも仲がよく、良太郎やその憑依イマジンを「ちゃん」づけで呼ぶ癖がある。得体の知れないフレーバーを加えた極彩色のコーヒーを乗客によく勧めるが、口に合うのはイマジンのみで、「モモちゃんフレーバー」など専用の物がある。通常の料理は人間にもおいしいらしい。キンタロスの名づけ親である。料理の材料の買出しや、ハナたちの手伝いなどで現実世界へ赴くことが可能。
オーナー
素性や目的などは一切不明の壮年の男性。しばしばデンライナーの食堂車に現れる。デンライナーの詳細を唯一知る人物だが、そのことを他人に漏らすことはない。常に無表情ながらひょうひょうとしており良太郎たちにもおどけた態度で接するが、時の運行を乱す者やデンライナーのルールに反する者に対しては一転して厳しい表情を見せ、「乗車拒否」などの強力な権限を行使する。良太郎も例外ではない。しかし時間に影響を与えなければ粋な計らいをみせることもある。ゼロライナー、ゼロノスのことは以前から知っていた様子。
好物はナオミの作る料理で、それらに立てた旗を倒さないように食べることを美学とする(ナオミが「スポーツマンシップ」という言葉を口にしたため、オーナーはこれをスポーツだと解したらしい)。しかし毎回途中で倒してしまい、その時点で食事は終了する。
桜井侑斗(さくらい ゆうと)(過去) / 仮面ライダーゼロノス
17歳(推定又は自称)。ある人物からゼロライナーを預かり、良太郎たちと同じく時の運行を守る使命を担って時空を旅する少年。愛理の婚約者と同姓同名を名乗るが、自らの素性はほとんど語らない。良太郎に「過去の男」との接触を禁じるなど、何かを知っている様子。星の知識が豊富で、愛理のことも昔から知っているような素振りを見せるなど同一人物であるかのような言動をし、オーナーは桜井の過去の姿ではないかと発言している。良太郎は別人であると考えているが、内心は「そう思いたくないだけかもしれない」らしい。中盤、デネブとの契約内容がゼロノスとして戦う事であり、その際に未来の自分との契約でもあると述べている。
ゼロノスへの変身回数制限により、戦闘は良太郎に任せることも多い。また、「時の運行は人助けと違う」と彼の行いを批判し、基本的には非協力の立場をとっている。ただ、決して冷徹な人物ではない。中盤からは良太郎たちに協力する場面も見られる。
淋しがり屋だが子供っぽく素直になれない性格のため、デネブとじゃれ合うことで気を紛らわせている。浪費癖があるので財布はデネブに握られている。しいたけが嫌い。愛理の入れたコーヒーには沢山砂糖を入れる。イマジンや、その契約者の気配を察知することができる。

「時の列車」に乗るイマジン[編集]

良太郎または侑斗と共に仮面ライダーとして戦う。劇中では、契約者自ら強制的に意識から締め出すか、時の列車が「時間の狭間」(後述)を通過中でない限り、自分の契約者とは意識が繋がっている状態にあるような描写がされている。契約者に憑依した場合、作中では呼ばれないが公式HPなどでは「憑依するイマジンのイニシャル+契約者名(例:M良太郎=モモタロスが憑依した良太郎)」として区別される(ジークの場合のみウイングフォームの頭文字と思われる“W”)。憑依中はイマジンの人格と能力が発揮されるが、身体への負担は全て憑依されている人物にかかってしまう。

良太郎に憑依するイマジンは良太郎のことを「契約者」と呼んではいるが、憑依をするだけで正式には契約を交わしてはいないため、実体化できるのはデンライナーの車中のみで、現代空間では砂状の精神体のままである。着ぐるみ等に砂状の体を詰め込むことで現代空間でもどうにか行動することができるが、ちょっとした刺激で崩れてしまう。良太郎に憑依していないときはデンライナーの食堂車にいる。

モモタロス
良太郎に最初に憑依。良太郎が持つ『桃太郎』に出てくる赤鬼のイメージが具現化されたもので、名づけ親も良太郎。当初、モモタロスは容姿も名前も気に入っていなかった。一人称は「俺」。偶然「特異点」である良太郎に憑依したことで、完全に支配することができないまま彼と一蓮托生の関係になる。口癖は「俺、参上!」「俺は最初から(最後まで)クライマックスだぜ!」など。戦闘中に「俺の必殺技パート○○!」というその場で考えた必殺技を出すことも多い。武器は赤色の刀・モモタロスォード[2]
イマジンであるが「過去を変える」という使命に興味がなく、「カッコよく戦う」ため良太郎に協力している。短気かつ好戦的で、自分が好き勝手に暴れることを優先しているが、涙もろく良識もある程度持っているなど、本質的には単純で憎めない性格。自分の戦闘に決着がつかないことや、長い間暴れられないと欲求不満で機嫌が悪くなる。良太郎を気に入っており、付き合いが最も長いこともあってかハナと同じくらい良太郎のことを気づかっている。一方ハナには全く頭が上がらない。好物は甘味で、逆に辛いものを食べるとなぜか体に異常をきたしてしまう(キンタロスも同様)。が苦手だが、現実世界で活動する際にはなぜか狼の着ぐるみを着用している。また、近くにいるイマジンの「におい」を感知する能力に優れ、イマジンやその契約者を探すのに重宝されている。戦闘に関しては1番良太郎に信頼されているが、単純な性格からか、劇中では4体のイマジンの中でもっとも不憫な立場に立たされることが多い。
M良太郎
変身前の良太郎にモモタロスが憑依した状態。赤いメッシュが入った逆立った髪に赤い瞳で筋肉質な姿となる。戦闘力も鉄の棒での必殺技で地面のコンクリートを破壊するなど、人間レベルでは異常に強い。良太郎の意識がはっきりしている間は、憑依しても彼の意に沿わない行動は取れない。
ウラタロス
リュウタロスと同じタイミングで良太郎に憑依。良太郎が持つ『浦島太郎』に出てくる海亀のイメージが具現化された姿とのナオミの推測に基づき、モモタロスに命名された。一人称は「僕」。特異点の特性を知り、使命を放棄してモモタロスがいることを承知で良太郎に憑依した。武器は両端に六角形の刃を備えた棒・ウラタロッド[2]
冷静沈着で頭の回転も早いが、嘘をついて人を騙すことを好み、口八丁で周囲の人間を手玉に取る詐欺師のような性格。かなりの自信家な上にキザで女好き。「僕に釣られてみる?」を決めゼリフとし、嘘で他人を騙すことを「釣り」と称す。ゆえにその本性を知る者からは疎まれることが多く、当初はモモタロスとは犬猿の仲だった。しかし彼なりのプライドは持ち合わせており、デンライナーから強制降車させられかけた自身を救ってくれた良太郎には協力的な態度をとる。釣りを使った例えが口癖で、実際に釣りも得意。その他何でもそつなくこなし、ピアノや華道なども得意。その巧みな話術を生かし、相手を翻弄したり情報を引き出す術にも長けている。着ぐるみを着用するときは、ペンギンを選択。本来は戦闘を面倒だと思っているので、ロッドフォーム時は腕を気だるくふるったり、爪をいじったりとやる気のない仕草が多く、逃げた敵も追いかけたがらないが、一度交戦状態に入るとモモタロスにも負けない気迫をみせる。
U良太郎
変身前の良太郎にウラタロスが憑依した状態。青いメッシュの入った七三分け、青い瞳に眼鏡をかけた姿となる。口のうまさでイマジンと契約した人間から契約の内容を探る際などに重宝されるが、誰かと関わって面倒なことが起きると適当な嘘をついてだます。モモタロス同様、良太郎の意思に逆らえないが、良太郎の意識がないときは、女性を口説いていることが多いらしく、実際に多くのガールフレンドがいる。またその交際の広さから他人の弱みに関する情報をつかみ、利用することもある。
キンタロス
最初は良太郎ではなく、病に倒れた空手家・本条勝に憑依していた。その姿は本条が持っていた『金太郎』に出てくるのイメージが具現化されたもので、ナオミから命名された。一人称は「俺」。イマジンとの戦闘で消滅しかかった際、良太郎の勧めで彼に憑依して一命を取りとめた。その恩義もあって良太郎に力を貸すことになる。武器は金色の
関西弁で喋り、首を鳴らす癖がある。怪力を誇り、人間に憑依した状態でも他人を簡単に投げ飛ばしたりするほど。倒した相手に涙や鼻水を拭うための懐紙を渡すのが流儀。人情に脆い世話好きな性格で、イマジンの使命は二の次であり、契約者の望みをかなえることを優先していた。力の加減が分からず周りの物を壊したり、勘違いで余計なお節介を全力で行ったりと、いろいろ問題を引き起こすこともある。ただ責任感は非常に強く、自分が招いたトラブルは、自分の存在と引き換えにしてでもケジメをつけようとする。口癖は「(俺の強さは)泣けるで」、「涙はこれで拭いとき」、「俺の強さに、お前が泣いた」。普段はデンライナー食堂車で居眠りをしており、一度眠ってしまうと何をしても起きない。しかし、他者を感動・感涙させることにこだわりがあるようで、「泣く」あるいはそれに近い言葉(「亡き者」の「亡き」を「泣き」と勘違いするなど)を聞くと突然起きて「泣けるで」と叫び、良太郎に憑依してしまう。着ぐるみは象を選択。
K良太郎
変身前の良太郎にキンタロスが憑依した状態。金色のメッシュが入った長髪を後ろにたばねた髪型に金色の瞳になり、服装も和服を好む。身体能力もキンタロス並みに強化されるため、体当たりで建物の壁をぶち抜いたり、自動車に追いつくようなスピードで走ったりする。なお、本条に憑依していた時も金色のメッシュで金色の瞳になっていた。
リュウタロス
ウラタロスと同じタイミングで良太郎に憑依。しかし、良太郎の深層意識に潜伏したため彼や他の3体さえもその存在に気づかず、良太郎が三浦の催眠治療を受けたことをきっかけに行動を開始する。その姿は良太郎が持つドラゴン(明言されていないが『龍の子太郎』に出てくる)のイメージが具現化されたもので、デンライナーに姿を現した後に他のイマジンにならって自らリュウタロスと名乗る。一人称は「僕」。「良太郎を抹殺することで時の列車の車掌になる」との使命を受けており、そのために良太郎の命を狙って憑依した。だが、良太郎の姉・愛理を慕うためになかなか行動できず、結局「お姉ちゃん(愛理)が泣くから」という理由で良太郎の抹殺はとりあえず諦める(時の列車の車掌を諦めたわけではない)。武器は紫の銃・リュウボルバー[2]
子供っぽい無邪気な口調が特徴で、性格は気分屋で甘えん坊。行動は強引かつ一方的で、戦闘相手に向かって「 - けど、いい(よね)?」と質問するが「答えは聞いてない」と言い放ち行動に移す。ダンスが好きで、しばしばヘッドホンで音楽を聞きながら踊っている。無類の可愛いもの好きでもあるが、それ以外のもの対しては冷酷または無関心であり、気にくわない相手に対しては、たとえその相手がイマジンでなくとも徹底的に消し去ろうとする。また、侑斗には激しいライバル意識を燃やしている。無期限有効のライダーチケットを所有しているが、基本的に他の3体とは別行動を取っており、良太郎の深層意識に隠れていることもある。デンライナーに姿を見せている際は遊んでいることが多いが、ときには他のイマジンに迷惑が及びもめごとになることもあるなど、デンライナーのトラブルメーカー的存在である。
相手の精神を支配する能力をもち、良太郎への影響力は他の3体とは比較にならないほど強い。リュウタロスが憑依している状態ではジーク以外の他のイマジンは簡単に憑依できず、良太郎自身の意識もある程度制限されてしまう。戦闘時、リュウタロスが呼ばれることは少なく、もっぱら気が向いたときに自ら憑依する。
R良太郎
変身前の良太郎にリュウタロスが憑依した状態。紫色のメッシュが入ったウェーブのかかった髪が顔の左半分を覆い、紫色の瞳になり、紫の染みがついた茶色のキャップをかぶり首にヘッドホンをかけた姿になる。ただし、オープニングに登場するR良太郎はメッシュが入った前髪がストレート気味になっており、ヘッドホンもない。歩き方は常にDJ風スタイルでステップを踏みながら軽やかに闊歩するような陽気なものに変化する。この時聴いている曲は主題歌「Climax jump」をラップ調にアレンジした「Climax jump Hip-Hop Version」、またはエンディングテーマの一つである「Double-Action Gun form」。遭遇した人間たちを洗脳して一緒にブレイクダンスなどを踊る「リュウタロスダンサーズ」として引き連れ、利用することがある。
デネブ
侑斗と契約したイマジン。名前の由来ははくちょう座のデネブで、その姿は侑斗が持つ武蔵坊弁慶から、カラス[3]のイメージが具現化されたもの。一人称は「俺」。優しく律儀で、「 - はよくない!」と侑斗の不遜な態度をいましめようと精一杯努力したり、「デネブキャンディ」という手作りキャンディを配りながら他人の理解を得ようとする苦労人。侑斗とは対称的に良太郎達にも友好的だが、少々ドジなところがある。戦闘中であっても侑斗の無茶な戦いぶりやイマジンの行いを非難する。また、家事が好きであり、炊事・買い物・金銭管理など侑斗の世話全般を取り仕切っている。しかし穏やかな性格ゆえ力関係では侑斗よりも下で、開き直られてプロレス技をかけられ圧倒されることが多い。イマジンの気配を察知できず、しばしばニアミスをしている。お化けの類が大の苦手。
過去を変えようとしている同胞達の行いを阻止するべく、桜井(現在)と「過去の自分とともにイマジンと戦う事」という契約を交わし、侑斗(過去)にゼロノスカードを授け彼と共に行動している。ゆえに、現実世界でも実体化することが可能。公の場では変装することが多いが、ほとんどは怪しげな格好。実体化している時に侑斗から離れてしまうと即座に駆けつけることができず、侑斗はデネブの助力なしで戦闘となってしまう場合もある。指先が銃口のようになっており、そこから弾丸や煙幕弾を出すことも可能。正々堂々とした戦法を好む。
D侑斗
変身前の侑斗にデネブが憑依した状態。緑色のメッシュが入った長髪に緑色の瞳を持つ姿になる。侑斗の態度について謝罪するなどかいがいしくなるが、「桜井侑斗」として勝手に人助けをして親切をはたらくなど侑斗本人の思いとは全く逆の行動をとるため、たいていすぐに追い出される。それゆえ基本的には食材の買い出しなど、生活能力を要求される場面でしかデネブは憑依させてもらえない。

現代人[編集]

野上愛理(のがみ あいり)
22歳。良太郎の姉。元は父親が経営していた、星をテーマにしたライブラリーカフェ「ミルクディッパー」を営む。美貌の持ち主で、店には常に彼女目当ての男性客が多数たむろするほどだが、本人はいたってマイペースかつ天然ボケの性格のためまったく気づかず、店の切り盛りと美味しいコーヒーをいれること、そして夜空にきらめく星にしか興味を示さない。彼らからのプレゼントは「忘れ物」として店の一角に積まれている。その性格ゆえ、彼女もウラタロスに「釣られない女性」の一人であるが、それ以前に良太郎は愛理の前でイマジンが憑依することを固く禁じている。常に不幸続きの良太郎を優しく見守り、少々のことには昔から慣れているせいか動じない。また、良太郎の健康のため、ことあるごとにとんでもない量の食事や奇妙な健康食を作り、良太郎に食べさせている。
桜井侑斗という婚約者がいたが(愛理の星好きは桜井の影響による)、とある事件をきっかけに失踪してしまう。現在、愛理自身は桜井に関する記憶をすべて失っており、良太郎が彼との思い出の品であるミルクディッパー内の望遠鏡と、その下に隠してある野上姉弟が彼に贈った懐中時計の出自を隠すことで、愛理が過去のことを思い出さないよう配慮している。懐中時計の裏蓋には"The past should give us hope."と刻印されている。
尾崎正義(おざき せいぎ)
24歳。ミルクディッパーの常連客で、三流ゴシップ雑誌の編集者(兼記者)。テンションが高くおしゃべり。愛理に好意を寄せる男の一人で、彼女に近づくために良太郎にも気さくに接する。しかし、外では他の女性にも声をかけるナンパ男で、ハナのことも気に入っている様子。雑誌の性質上、現在起きている奇妙な事件に詳しく、良太郎たちは彼からイマジンの起こす事件の手がかりを得ることもある。使用している携帯電話は「AQUOSケータイセカンドモデル」のホワイト。
三浦同様イマジンに憑依された状態の良太郎にたびたび遭遇しているが、三浦と違い「男はいくつも仮面を持っている」として怪しんでいない。
三浦イッセー(みうら いっせー)
ミルクディッパーの常連客。愛理に好意を寄せる男の一人で、尾崎とはライバル関係だが、口のうまい尾崎からはいいようにあしらわれがち。祈祷師のような格好をしており、スピリチュアル関係にも詳しい。催眠療法をかけるなどの心理カウンセラーの技術も持つ。スピリチュアル(超心理)カウンセラーと心理カウンセラーの両方の技術を持つことからか自らを「スーパーカウンセラー」と称する。
尾崎からは「オカルト」呼ばわりされ信用されていないが、イマジンに憑依された良太郎を「悪霊に取り憑かれた」と評すなど、良太郎が「他の人格」に憑かれていることを看破した(現代人の中では)最初の人物。また、催眠術の腕も確かなものであり、インチキというわけでもない。ひそかに、筆で書かれた他人には解読不能の良太郎レポートを書いている。

その他[編集]

過去の男
目深にかぶった薄茶色のフェルト帽と、同色の外套(がいとう)を羽織った謎の人物。過去の男は脚本上での名称。公式サイトでは、「懐中時計の男」とも呼ばれる。契約を完了したイマジンが飛んだ過去にいつも姿を見せ、イマジンを追ってきた電王が現れると、懐中時計(ミルクディッパーにある懐中時計と、型・裏の刻印ともに同じもの)で時刻を確認するかのようなしぐさをした後で立ち去って行く。良太郎は彼と遭遇した際、顔と懐中時計から、正体を愛理の婚約者である行方不明の桜井侑斗と推測している。また、ゼロノスに変身するほうの侑斗と遭遇した際には、何か因縁があるかのような雰囲気を感じさせたが、その正体が失踪した桜井侑斗であると推測されており、後にデネブから「さくらい」という姓が口頭で判明する。
桜井侑斗(現在)
年齢不詳。天文学者。ミルクディッパーの常連で愛理と婚約関係にあったが、とある事件をきっかけに失踪。それ以降は愛理は桜井に関する全てのことを忘れた状態となっている。何故、失踪したのかなどの原因は解ってない。「桜井侑斗(ゼロノス)」及び「過去の男」と完全な同一人物なのかは不明。

仮面ライダー[編集]

劇中では「仮面ライダー」の名称は使用されず、単に「電王」や「ゼロノス」と呼称される。怪人の力を利用してライダーに変身するのは「龍騎」や「剣」と同様だが、本作はフォームチェンジの際に怪人そのものを憑依させて、性格や戦い方を含む全てを反映させている。

ガオウや電王ウイングフォームなどについては劇場版登場のライダーを参照。

仮面ライダー電王[編集]

野上良太郎が変身する仮面ライダー。変身の際に使用するデンオウベルトとライダーパスの関係は、SuicaICOCAなどの非接触型自動改札システムがモチーフとされる。

プラットフォーム以外では顔に電仮面と呼ばれる仮面が配置されるが、これはモモタロスらがフリーエネルギーに変換されたもの。プラットフォームとクライマックスフォーム以外のフォームは、スーツ状の補助装甲・オーラスキンに、6つの装甲・オーラアーマーが組み換えられ胸・背中・肩にそれぞれ装着されており、フォームチェンジの際には汽笛のような音を発する。

仮面ライダー電王 プラットフォーム
  • 身長:180cm
  • 体重:80kg
  • パンチ力:1t
  • キック力:3t
  • ジャンプ力:一跳び10m
  • 走力:100mを10秒
電王の素体といえる形態。基本カラーは。体の中心にレール枕木がデザインされている。イマジンに肉体を支配されていない普通の状態であるため、生身より基礎体力は上昇しているが戦闘能力は低く(これは良太郎の気弱な性格によるものも大きく、モモタロスたちが憑依した状態だとある程度戦うこともできる)、デンガッシャーも使用不可能。フォームスイッチを押さない状態で変身した場合や、それぞれのフォーム時に強力な攻撃を受けてイマジンが弾き出されてしまった場合などにはこのフォームになってしまう。
仮面ライダー電王 ソードフォーム
  • 身長:190cm
  • 体重:87kg
  • パンチ力:5t
  • キック力:7t
  • ジャンプ力:一跳び35m
  • 走力:100mを5.2秒
モモタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後に「俺、参上!」と名乗りを上げてポーズを取ることが多く、場合によっては微妙に言い直すなど、名乗りに対しこだわりもうかがえる。電仮面はのような外見を持つ。オーラアーマーの配置は胸に赤いパーツ、背中に金と黒のパーツ。
常に正面から敵に挑んで手数の多さで敵を圧倒する戦闘スタイルが特徴で、デンガッシャー ソードモードを使用しての接近戦で最もその本領を発揮する。ただしモモタロスが泳げないため水中戦は不可能で、武器の特性上空中から襲ってくる敵も不得意。上述の通りモモタロスは良太郎から1番頼りにされているため、他のフォームに比べ登場回数が多い。
必殺技
エクストリームスラッシュ (Extreme Slash)
フリーエネルギーをフルチャージすることで、デンガッシャー ソードモードの剣先・オーラソードを強化して放つ必殺技。オーラソードを分離・遠隔操作して操り、ドリル状に回転させて飛ばすことにより離れた敵を攻撃することも可能であり、主にこちらの使い方をされることが多い。モモタロスはこれを「俺の必殺技・パート○○」と呼び、斬り方の違いで技の名前を変えている[4]。遠距離からの攻撃が可能となる反面、敵の反撃に瞬時に対応することが難しく、飛び道具などで攻撃を中断させられることがある。
仮面ライダー電王 ロッドフォーム
  • 身長:187cm
  • 体重:102kg
  • パンチ力:4.5t
  • キック力:9t
  • ジャンプ力:一跳び20m
  • 走力:100mを9秒
ウラタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後、その場で一回転しウラタロスの決めゼリフである「お前、僕に釣られてみる?」を口上代わりに敵を挑発することが多い。電仮面は海亀のような外見を持ち、変形後は目がカメの甲羅の形に見える。オーラアーマーの配置は胸に青いパーツ、背中に赤いパーツで、青いパーツは(ソードフォームでは背中にあった)金と黒のパーツが左右に開くように変形したもの(開いた部分は肩パーツと連結している)。
4フォーム中で唯一水中戦が可能であり、アックスほどではないが防御力も高い。さらに武器であるデンガッシャー ロッドモードの特性などから、空中の敵を相手にするのも得意。ロッドによる攻撃に加え、巧みな話術と足技を絡めることで相手を翻弄し、自分のペースに引き込む狡猾な戦闘スタイルが特徴。
必殺技
デンライダーキック (Den-Rider Kick)
必殺の跳び蹴り。ロッドフォームは後述のソリッドアタックで敵の動きを封じた後に放つ。破壊力は20t。設定上はソード・アックス・ガンフォームも使用できるが劇中では使用しておらず、威力が異なるかどうかなども不明。
その他の技
ソリッドアタック (Solid Attack)
フリーエネルギーをフルチャージした後、敵にデンガッシャー ロッドモードを突き刺すことによりデンガッシャーがオーラキャストという亀甲状の網に変化し、敵をからめ捕り動きを封じる。
ウラタロスの性格もあり、劇中において技名を呼称しない。
仮面ライダー電王 アックスフォーム
  • 身長:185cm
  • 体重:93kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:5t
  • ジャンプ力:一跳び30m
  • 走力:100mを7秒
キンタロスの力をまとった形態。基本カラーは金色。変身直後に無数の懐紙が舞い、キンタロスの口癖「俺の強さに、お前が泣いた―涙はこれで拭いとき!」を口上として述べる。また、他の3フォームとは異なり、必殺技名を相手を倒した後に言うのが特徴。電仮面は金太郎の持つ斧のような外見を持つ。オーラアーマーの配置は胸に金と黒のパーツ、背中に赤いパーツで、ソードフォームと前後逆の配置。
腕力と防御力は4フォーム中最強であり、武器であるデンガッシャー アックスモードの特性もあって、他のフォームの攻撃では効かない強固な体の相手に有効なフォームとなる。本条との契約中に空手と間違えて会得した相撲の張り手や突っ張りを駆使し、高い防御力を生かして敵の攻撃を受け切り真っ向から力で圧倒する戦闘スタイルが特徴(そのため、このフォームになった後は、良太郎の体がアザだらけになるらしい)。
必殺技
ダイナミックチョップ (Dynamic Chop)
フリーエネルギーをフルチャージすることでデンガッシャー アックスモードのオーラアックスを強化して放つ必殺技。フルチャージ後、デンガッシャー アックスモードを上方に投げ、相撲の立会いの姿勢で気合いを込めた所でジャンプしてデンガッシャーをキャッチ、自由落下の勢いを乗せて敵を一気に両断する(この時フリーエネルギーが懐紙の形で周囲に舞い散る)。
仮面ライダー電王 ガンフォーム
  • 身長:197cm
  • 体重:98kg
  • パンチ力:6t
  • キック力:10t
  • ジャンプ力:一跳び42m
  • 走力:100mを4秒
リュウタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後、敵に対し「倒してもいい? 答えは聞かないけど(台詞は毎回微妙に異なる)」と宣言する。電仮面は竜の顔のような外見を持つ。オーラアーマーの配置は胸に紫と銀のパーツ、背中に金と黒のパーツで、紫と銀のパーツはソードフォームの赤いパーツが上方向にV字に展開したもの。とどめの際、「最後いくよ、いい? 答えは聞いてない。」と宣言する。
4フォーム中最も総合スペックに優れ、ダンスの動きを取り入れた格闘戦や銃撃戦により、一方的に攻撃し相手に反撃の隙を与えない戦闘スタイルをとる。リュウタロスの性格からか、動物を巻き込むようなことはしないまでも、周囲の障害物を気にも留めずに銃弾を乱射し、その結果周囲を破壊してしまうため危険である。ただし、リュウタロスのやる気のなさゆえに相手を逃がしてしまうことも多い上、激しくライバル意識を燃やしている侑斗には強引に戦闘を挑むことすらあったためか、良太郎が自分の意思でこのフォームになったことはほとんどない。
必殺技
ワイルドショット (Wild Shot)
フリーエネルギーをフルチャージすることより雷のエネルギーを発生させ、デンガッシャー ガンモードと両肩のドラゴンジェムからエネルギー弾として発射する。技名の呼称はしない。
仮面ライダー電王 クライマックスフォーム
  • 身長:190cm
  • 体重:119kg
  • パンチ力:8t
  • キック力:10t
  • ジャンプ力:一跳び42m
  • 走力:100mを4秒
モモタロスら4体のイマジンの力をまとった形態。基本人格とオーラアーマーの形状はソードフォーム(モモタロス)をベースとしているが、後者は全体的に丸みを帯びた形状の装甲ターンブレストと、電仮面の通り道であるデンレールとして再構成されている。このデンレールの上をロッド・アックス・ガンフォームの電仮面(ただし変形機構は廃され、デザインも単純化されている)が移動し、ロッドが右肩、アックスが左肩、ガンが胸にそれぞれ配置・装着される。顔に配置される電仮面はソードフォームのものが展開・変形したもので、黄色を帯びた外見になっている。基本カラーは赤であるが、他に3つの電仮面が装着されるために派手なデザインとなっている。
各フォーム中最高のスペックを有し、4フォーム全てのデンガッシャーと必殺技を使うことができる。また、戦い方に応じて胸のターンテーブルと全身のデンレールをソード以外の電仮面が移動し、左腕に電仮面が集合したパンチモード、右足に電仮面が集合したキックモードになることも可能。良太郎はこのフォームを気に入っているが、イマジンたちの方は変身中は4体のイマジンの人格がすべて同時に存在しており、各々が体を動かすこともできるためか、当初モモタロスは「気持ち悪い」と言い、あまり積極的に変身しようとはしなかった。また、彼らの心がひとつにならなければ変身できないが、心がひとつになる理由は特に制限は無い様子。ちなみに痛覚はそれぞれの箇所に対応したイマジンが感じるらしい。
必殺技
ボイスターズキック (Boisterous Kick)
キックモードから放つ必殺の跳び蹴り。右足に装着されたロッドの電仮面の角部分・ストレイダーを敵に突き刺すことで、オーラエネルギーを敵に叩き込む。破壊力は30t。
ボイスターズパンチ (Boisterous Punch)
パンチモードから放つ必殺パンチ。左手に装着されたアックスの電仮面の角部分・マサカリーダーを敵に突き刺すことで、オーラエネルギーを敵に叩き込む。破壊力は30t。
ボイスターズシャウト (Boisterous Shout)
ガンの電仮面が展開し、中に備わったドラゴンジェムからオーラエネルギーを複数のミサイルにして発射する。
エクストリームスラッシュ(Extreme Slash)
ソードフォームの技のクライマックスフォーム版。刀身が虹色のエネルギーを纏う。モモタロス曰く「俺の必殺技・クライマックスバージョン」。
いずれもフリーエネルギーをフルチャージすることで、イマジン4体分のオーラエネルギーを放つ技である。

ツール[編集]

ライダーパス
電王への変身やデンライナーを呼び出すことなどに用いるパス。時刻がぞろ目になる瞬間(11時11分11秒など)に任意の扉にかざすことにより、デンライナーの走る異空間への扉が開かれる。なお、ライダーパスとライダーチケット自体は単なる乗車券で、時を越えるために利用する一般人もいる。
良太郎は所有するライダーパスの共有をオーナーから認められており、リュウタロスを除く良太郎に憑依しているイマジンたちがデンライナーに乗車していられるのは、良太郎のライダーパスを共有している状態にあるためである。良太郎がパスの共有を拒否した場合、拒否されたイマジンは不正乗車となりオーナーから乗車拒否の宣告を下され、時の狭間を永遠にさまようことになる。
デンオウベルト
電王のベルト型変身ツール。装着者のチャクラを利用して実体化する。バックル部のターミナルバックルにライダーパスをセタッチ(Set and Touchの略)することにより、各フォームごとに異なる音声とともに電王に変身する。変身の解除はベルトを外すことによって自動的に行われる。戦闘中においては「フルチャージ (Full Charge)」の音声と共にフリーエネルギーをフルチャージして技を発動することができる。また、フォームスイッチという色のついたボタンをセタッチの前に押すことでフォームの選択が可能で、赤(ソードフォーム)・青(ロッド)・金(アックス)・紫(ガン)のボタンがある。
なお、フォームスイッチを押すと、電車のミュージックホーンのような効果音(各フォームごとに異なる)が発生する。
デンガッシャー
電王が携行している武器。デンメタル(オーラアーマーの1種)によって構成されている。通常は4つのパーツに分離してベルトにセットされているが、状況に応じて連結させることが可能。また、4つのパーツは近づけるとフリーエネルギーにより自動連結するため、空中での連結も可能。
ソードモード
ソードフォーム時に使用する剣型の形態。剣先はオーラソードと呼ばれる。汎用性に優れ、必殺技のエクストリームスラッシュを放つ際は普段より遠い間合いからの攻撃も可能。
ロッドモード
ロッドフォーム時に使用する竿型の形態。他のモードに比べ攻撃範囲に優れるほか、槍先のロッドヘッドからオーララインという糸を繰り出して、文字通り釣竿のように獲物をキャッチ、デンリールによって敵を巻き上げることも可能。
アックスモード
アックスフォーム時に使用する斧型の形態。刃の部分はオーラアックスと呼ばれる。他のモードに比べ射程は短いが攻撃力は非常に高く、頑丈な敵に対して有効な武器となる。
ガンモード
ガンフォーム時に使用する銃型の形態。形状は龍の頭部を模している。破壊力の高い光弾を放ち、あらゆるものを粉砕する。また、イカヅチの操縦時は強力な破壊光線を発射する。
ライダーチケット
電王やゼロノスがデンライナーやゼロライナーを用いて過去に向かう際に必要となるチケット。イマジンの契約者にチケットをかざすことで、イマジンが向かった時代を読み取り、それをライダーパスに挿入してデンライナーの行き先を決定する(この時、デンライナー・ゴウカ1号車前面の方向幕相当部分には、行き先である特定の年月日が表示される)。このチケットがなければ、電王であってもデンライナーを運転することはできない。電王とゼロノスのカードでは色や文字が違っている。
ケータロス
クライマックスフォームへの変身に用いる携帯電話。ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが一時的に消滅した際、良太郎の「ずっと(みんなと)繋がっていられたら」というイメージが具現化し、あとに残った彼らの砂から出現した。契約したイマジンがどこにいようと会話することが可能で、普通の携帯電話の機能も持っている。基本カラーは赤。
3・6・9・#・コールボタンの順にフォームスイッチを押した後、右部のスイッチを押して(このとき「Climax form」の音声が出る)デンオウベルトに装着する(この時、小さな角のようなパーツが展開)ことにより強化変身する。電王が離れた位置にいる場合でも、ケータロスからレールのようなものが出現してデンオウベルトに合体、それに沿って移動することで自発的に装着される。また、チャージアンドアップスイッチを押してからライダーパスをセタッチすることにより、「Charge and up」の音声とともにフリーエネルギーをフルチャージして必殺技を発動できる。
マシンデンバード
  • 全長:2130mm
  • 全幅:790mm
  • 全高:1180mm(通常時)、1390mm(高速走行時)
  • 走行速度:360km/h(通常時)、1010km/h(高速走行時)
デンライナーの運転席を兼ねるバイク型のコントローラー。普段はデンライナー・ゴウカ1号車に格納されており、ライダーパスをキーボックスにさし込むことにより起動する。電王がデンライナーを運転中はデンバードのエンジンも稼動し、タイヤは勢いよくその場で回転する。緊急時にはデンバードに取りつけられた射出ボタンを押すことでデンライナーから射出され、普通のバイクのように使用可能。後部のパンタグラフ・デンギャザーを立てることによって、空気中の電気を吸収し高速走行することもできる。また、電王が乗っていなくても自走可能。
ちなみに、現実世界を走行する際は「品川」ナンバーナンバープレートを掲示する。
ベース車種はホンダXR250

仮面ライダーゼロノス[編集]

桜井侑斗が変身する仮面ライダー。変身システムやイマジンの力の発現機構は、電王のそれとは根本的に違う思想により作られている。頭部には2本、胴体にはY字状のレールと枕木がデザインされている。武器は2タイプに変形するゼロガッシャー。

仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム
  • 身長:192cm
  • 体重:89kg
  • パンチ力:5t
  • キック力:7t
  • ジャンプ力:一跳び35m
  • 走力:100mを5秒
ゼロノスの基本形態。基本カラーは。変身直後に稲妻が落ちた後、敵に対し「最初に言っておく」と前置きし、「俺はかーなーり強い!」などのセリフで自らの強さについて豪語することが多い。電仮面は牛の頭のような形状(装着時に牛の鳴き声を発する)で、左右から同型のものが合体、装着される。ゼロノスベルトのバックル部には、緑色の「A」のような模様が浮かび上がっている。
電王プラットフォームと同じくイマジンの力は使わないが、侑斗自身のオーラをフリーエネルギーに変換して変身するため、電仮面を装着しているほか、ゼロガッシャーの使用などにより高い戦闘能力を発揮できる。身軽でスピードを活かした戦闘を得意とする。また、侑斗が普段からデネブに対してプロレス技をかけていることもあってか、戦闘時にもプロレスのような立ち回りをする。デネブを呼び出し共に戦うことも可能だが、デネブの性格上、敵の動きを止めるなどの「卑怯な」戦い方をさせようとすると失敗することも。
名前の由来はアルタイルから。
仮面ライダーゼロノス ベガフォーム
  • 身長:199cm
  • 体重:123kg
  • パンチ力:7t
  • キック力:10t
  • ジャンプ力:一跳び25m
  • 走力:100mを9.7秒
デネブの力をまとった形態。変身直後に周囲の地面が沈み込んだ後、敵に対し「最初に言っておく」と侑斗同様のセリフを話すが、後に続く内容がどこかトンチンカンで相手に必ずツッコミを入れられる。電仮面はドリルのような形状で、尖端から星形に展開して装着される。ゼロノスベルトのバックル部には、黄色の「V」のような模様が浮かび上がっている。電王のフォームチェンジと異なり、胸部に追加装甲(デネブブレスト)が装着された後、実体化したデネブがフリーエネルギーに変換され直接ゼロノスに合体し、デネブの両手・顔・ローブがそれぞれ両肩・胸部・背中に装着される。デネブによれば胸の顔は飾りらしく、ベガフォームにおいてデネブの視覚・聴覚は電仮面にて稼動している。
アルタイルフォームに比べ機動力は低下するが、パワーと防御力は上昇する。また、両肩に装備されたデネブの五指からは「ゼロノスノヴァ」という光弾を発射できる。また、設定上では背部にまとった「デネブローブ」を全身にまとうことで姿を消すことも可能(未だ使用されていない)。
名前の由来はベガから。
必殺技
スプレンデッドエンド (Splendid End)
ゼロガッシャー・サーベルモードの刃先オーラサーベルを強化して放つ。光の刃を飛ばして離れた敵を攻撃することも可能。
グランドストライク (Grand Strike)
ゼロガッシャー・ボウガンモードから光の矢を発射する。
いずれもフリーエネルギーをフルチャージして放つ技で、使用時は命中した瞬間相手の身体にアルタイルフォームなら緑色の「A」、ベガフォームなら黄色の「V」字状の光が刻まれる。

ツール[編集]

ゼロノスカード
ゼロノスへの変身などに用いるカード。表にしてアプセット(挿入)する面によってフォームの選択が可能で、カードに走る溝が色の面(アルタイルフォーム)と黄色の面(ベガフォーム)が存在する。
このカードは変身解除によりカードをベルトから抜き取ると消滅してしまう使い捨てのアイテムであるため、ゼロノスに変身できる回数には制限があり侑斗の初登場時には残り10枚であった。そのため侑斗はゼロノスへの変身を避けたがり、イマジンの撃退を極力電王に割り振ろうと考えていたが、結局は酷使する結果となり消費が早まってしまう。また、消失する度に人々の記憶から桜井侑斗(失踪)に関する記憶が消えていく。ただし、一人分で、一枚と言うわけではない。仮に0枚となっても、新たなカードが過去の男から手渡される。
モチーフは磁気式乗車券であるとされている。
ゼロノスベルト
ゼロノスのベルト型変身ツール。装着者のチャクラを利用して実体化する。中央部にゼロノスカードをアプセットすることにより、フォームごとの音声とともに仮面ライダーゼロノスへと変身することができる(変身の解除はベルトとカードを外すことによって自動的に行われる)。また、戦闘中にバックル左上のスイッチを押すことにより「フルチャージ」の音声と共にフリーエネルギーをゼロノスカードにフルチャージでき、それをゼロガッシャーの〈ガッシャースロット〉に装填することによって必殺技を発動できる。なお、変身時の効果音は和風で、電王と違いフォーム共通である。
バックル上部には左右にスライドするレバーがあり、ゼロノスカードをアプセットする際には一度レバーを右側へスライドさせる(アプセット時に自動で左側へスライドする)。また、ベルトの左側には、ゼロノスカードを収納するケースが装着されている。
モチーフは磁気読み取り式自動改札機であるとされている。
ゼロガッシャー
ゼロノスが携行している武器。ゼロメタル(オーラアーマーの1種)によって構成されている。通常は2つのパーツに分離してベルトにセットされているが、状況に応じて連結させることが可能。パーツは近づけるとフリーエネルギーにより自動で連結する。電王とは異なり、フォームによる使い分けはされない。
サーベルモード
サーベル型の形態。先端の刃はオーラサーベルと呼ばれる。
ボウガンモード
ボウガン型の形態。刃の両側から展開した弓状の部分はオーラボウガンと呼ばれる。
マシンゼロホーン
  • 全長:2130mm
  • 全幅:790mm
  • 全高:1180mm(通常時)、1390mm(高速走行時)
  • 走行速度:360km/h(通常時)、1010km/h(高速走行時)
ゼロライナーの運転席を兼ねるバイク型のコントローラー。ゼロノスカードをキーボックスに差し込むことにより起動する。電王のマシンデンバードとスペック・機能は同じだが、後部の集電装置・ゼロギャザーの形状と、フロント部にタンクローリーさえも一突きにする突撃攻撃用の2本の角・ゼロゼロホーンが装備されている点が異なる。
ベース車種はホンダXR250

時の列車[編集]

デンライナーやゼロライナーなどと区別するため、個別表記のないときは「時の列車」として総合表記する。

時の運行を守っている巨大車両タイムマシン。現在、新幹線型と蒸気機関車型が確認されているが他にもある模様。内部では乗客が快適に通勤・旅行できるよう、食堂車以外にも浴場が装備された車両も連結されている。動力車付随車の別は特に示されていないが、時折新型車両が現われる。各デンライナーの先頭車両にはそれぞれのフォームの電仮面が象られている。また、現実空間に現れるときには、電車に存在する仮面ライダーがベルトのフォームスイッチを押したときと同じ音(ミュージックホーン)を鳴らす。

製造者、運行目的などは一切不明で、すべてを知るのは現時点でデンライナーのオーナーただ1人。時の列車を運転できるのは車両のオーナーと運転資格を持つ者(仮面ライダー)に限定される。ただし、電王は自由に行き先を決定することはできない。

時の列車の走る異空間はモニュメント・バレーを思わせる一面の荒野である。「時間の狭間」と呼ばれるトンネル(山岳)が存在し、その中に入ると現実空間との連絡が一切取れなくなる。普段は異空間を完全自動運転で走行しており、ライダーパスを介せば現実空間に現れたり、ゾロ目の時間にパスを持って手近なドアを開けることで、現実空間にいる者が異空間への扉を開いて時の列車に搭乗することも可能。なお、異空間への出入口は棚の中など、「扉がある場所」であればどこでも設定できる模様。現実空間にいる時は一般人でも列車の姿を見ることができる。レールは異空間・現実空間を問わず自動的に敷設・撤去されていくため、街中・空中・海上などどこでも走行が可能。常に走り続けているわけではなく停車することもある。

時の列車は、人間の記憶を元に作られたチケットによって過去や未来に移動する。イマジンが契約によって過去に飛ぶのもこの件が絡んでおり(ただし片道切符で往復は不可能)、理屈の上で過去にいけるのは、記憶と言う概念を持つ人類が存在していた時期まである。それ以上の、現在の人間が記憶し得ない過去や人類誕生以前の古代へ向かうためには、特殊なパスと専用のチケットを用いて神の路線に入る必要がある。

時の列車には、車両によって異なる協定世界時 (UTC) を基準にした時間単位が存在する。デンライナーとゼロライナーが使用する曜日・日時などの時間単位は、協定世界時 (UTC) を基準にしたUTC+9日本の標準時間)である。

デンライナー[編集]

新幹線型のタイムマシン。内部ではオーナー、ハナ、モモタロスたちが生活を送っている。その他の一般乗客も複数乗車している場合があり、彼らの所持品(新聞など)から、あらゆる時代から来たと推測される。戦闘車両である前4両(ゴウカ)は、イマジンやギガンデスの攻撃を防ぐなど装甲はかなりの強度を誇るが、食堂車などの非戦闘車両はモモタロスがぶつかった衝撃で穴が空くなど、強度は弱いと思われる。そのため、5両目以降の非戦闘車両は戦闘時には分離される。

ライダーチケットまたはライダーパスを有しない不正乗車者は、チケットまたはパスの所有者が共有を宣言しない限りオーナーによって車外に排除され、異空間を永遠にさまようことになる。オーナーは、車内で暴れるなど著しくマナーに反した者の乗車を拒否する権限も有する。また、電王がデンライナーを運転できるのもライダーチケット有効期限内のみである。

各車両の寸法は非戦闘時のものであり、複数の車両で編成されたゴウカ、イカヅチ、客車両の寸法は、特に断りがない限り各車両共通の寸法である。

ゴウカ(業火)
  • 全長:27.35m(1号車) / 25m(2 - 4号車)
  • 全幅:3.38m
  • 全高:4.49m(1号車) / 3.65m(2 - 4号車)
通常時のデンライナーの先頭4両を構成する戦闘車両群。1号車はマシンデンバードの格納庫を兼ねており、デンライナー全体の制御車でもある。また、マシンデンバードは任意で射出発進することが可能。搭載している武器の大半が、左側に発射されるので、戦闘時は攻撃対象の周囲を反時計周りに走行しながら攻撃する。電王がクライマックスフォームに変身すると、電王から発せられる炎を全身に浴び、黄金に輝くクライマックスモードになる。
  • 武装
    • ゴウカノン:1号車に搭載された4連装の大砲。フリーエネルギーの光弾を発射する。
    • ドギーランチャー:2号車に搭載されたイヌの頭部の形をした武器。ここから発する超音波でキャッチした敵に、「ドギーバーク」という威嚇ミサイルを発射する。
    • モンキーボマー:3号車に搭載されたサル型の武器。きびだんご型の近距離用小型重力崩壊爆弾「モンキーボム」を投擲する。
    • バーディーミサイル:4号車に搭載されたキジ型のミサイル。敵を探知・識別して追尾し、デンメタル製の翼で切り裂く。
イスルギ(石動)
  • 全長:26m
  • 全幅:3.9m
  • 全高:3.65m
通常は1両編成で単独走行している戦闘車両。
  • 武装
    • レドーム:車体後方に搭載されているカメ型の飛行メカ。任意で分離し、遠隔操作することが可能。電王ロッドフォームを乗せることができ、主に敵の追跡などに使用される。戦闘時は手足にあたる部分からフリーエネルギーのレーザー光線を発射したり、回転しながら体当たりをする。
レッコウ(裂光)
  • 全長:25m
  • 全幅:3.38m
  • 全高:4.49m
通常は1両編成で単独走行している戦闘車両。
  • 武装
    • サイドアックス:車体側面から展開する昆虫の足のような5足(右に2足、左に3足)の斧。格闘戦や障害物の粉砕の他、フリーエネルギーの刃を発射することに使用する。
    • フロントアックス:車体前面から展開する巨大な刃。フリーエネルギーを放出することでさらに巨大な刃を作り出し、ギガンデスを正面から両断する。他の車両を前に連結しているときは使用できない。
イカヅチ(電雷)
  • 全長:24m
  • 全幅:3.5m(1号車) / 3.38m(2号車)
  • 全高:3.65m
通常は2両編成で単独走行している戦闘車両。分離して他の車両をはさむように(レッコウ(烈光)・イスルギ(石動)・ゴウカ(業火)、つまり「電光石火」の順に)連結すると巨大な龍のような外見となる。ガンフォームが使用する際のみ、先頭車両上部の龍の頭の部分にマシンデンバードを接続することで操縦する。戦闘時は龍の口にあたる部分から、強力なフリーエネルギーの破壊光線を発射する。
客車両
  • 全長:25m
  • 全幅:3.38m
  • 全高:3.65m
非戦闘時にゴウカの後方に複数両が連結している客車。普段良太郎やモモタロス達が乗っている食堂車も含まれる。ゴウカがクライマックスモードになると客車両も同じ状態となり、その際、車内にも高熱が伝わるため非常に暑い。

ゼロライナー[編集]

蒸気機関車型のタイムマシン。2両編成で走行する以外はデンライナーとほぼ同じ性質を持つ。デンライナーとは路線が違うため並列走行も可能。乗客を乗せての運行はしておらず、侑斗とデネブのみが滞在。デンライナーと違い時間移動はゼロノスが自由に行ってよいが、詳細な車両の運転資格、および侑斗とデネブの不在時にどのような方法で運行・待機しているかは今の所不明。侑斗やデンライナーのオーナーによれば、ハナのいた時間とともに一度消滅しているが、何らかの要因によって復元されたことが確認されている。侑斗に預けた人物については不明。

通常時のゼロライナーは後述のドリル・ナギナタの順に連結され走行しているが、線路上に転車台の様なオーラを発生させ進行方向を変えることにより連結パターンをナギナタ・ドリルの順にすることが可能。また、デンライナーはレッコウ以外砲撃戦が主体であるのに対し、ゼロライナーは敵に突入する豪快な近接格闘戦を主体としている。デンライナーと連結することも可能。電王でも戦闘に呼び寄せる事は可能。

ドリル
  • 全長:29m
  • 全幅:4.2m
  • 全高:4.49m
通常時のゼロライナーの1両目を構成する戦闘車両。モチーフは牛車で、基本カラーは緑色。他の車両と違い、バトルモードに変形しなくても、ある程度の戦闘力を有しており、ノーマルモード時は前面についた角とデンライナーレッコウにも劣らない怪力で敵に突進して戦う。牛の頭部が180度回転して展開したバトルモード時は、車両先端の巨大なドリルで障害物を粉砕、地中を掘り進むこともできる。マシンゼロホーンの格納庫、およびゼロライナー全体の制御車でもある。
ナギナタ
  • 全長:27.35m
  • 全幅:3.9m
  • 全高:4.49m
通常時のゼロライナーの2両目を構成する戦闘車両。モチーフはで、基本カラーは黄色。車体上部から巨大なナギナタのようなプロペラが出現して展開したバトルモード時は、ゼロライナー ドリルを後ろに連結した場合巨大なヘリコプターのような外見となる。線路の干渉を受けることなく空中を自由に飛行することができ、プロペラで敵を直接切り裂いたり、フリーエネルギーの刃を発射して敵を切り刻む。
ゼロライナーの客室はこの中にあるほか、車両後部には外に出て景色を眺められるデッキが設置されており、このデッキは劇中の様々なシーンの演出に効果的に使われている。

イマジン[編集]

2007年の世界へとやって来た未来の人類。過去を都合のいいように改竄し、現在や未来を変えることを最大の目的としているが、その理由は謎である。イマジンによって過去が改竄されると、過去で破壊された建造物が現在や未来でも破壊されるなどタイムパラドックスが生じる。多くが現代人にとって悪者だが、モモタロスらのような例外もいるため、一概にそうと言い切れない。また、彼らの実行すべき指令を含む情報は、彼らの頭の中に次々と入ってくるらしい。これは良太郎に憑依したイマジンでも例外ではないが、誰がどんな目的でそういった命令をしているのか、イマジン本人にも不明である。

現代へ来ているのは精神体のみで、触れればすぐに吹き飛ぶ砂のような存在でしかない。現代人に取り憑くことで姿を現わし、さらに契約(後述)を交わすことによって契約相手の心に残る「童話」や「昔話」のイメージに応じた異形の姿の実体となる。現代人と契約をしていないイマジンは現代空間においては上半身が下、下半身が上という上下が分裂・逆転した姿で見える。また、イマジンに憑依された人物からは、時折砂がこぼれ落ちる。イマジンにもある程度の年齢の概念が存在する。未来にはオリジナルの肉体が存在するはずであるが、その点についての描写は今のところない。

イマジンは契約者である人間のイメージ=記憶そのものを使って肉体を構成しており、契約が完了して独立した存在となるまでは何度でも再生ができる。契約者が死んでしまった場合、その人間と契約したイマジンは肉体を維持できなくなり、精神もろとも消滅してしまう。また契約者が、赤ん坊のように幼い存在など、記憶が日々塗り替えられるような者であった場合も、イマジンの情報やその元となるイメージも塗り替えられていくため消滅してしまう。

人間に憑依し行動をすることも可能。その場合、各イマジンごとのメインカラーが瞳と髪の一部にメッシュとなって現れ、それぞれの付属物が出現する。また契約を完了し契約者から独立した存在となった後でも、別の人間に再び憑依をすることは可能だが、新しい憑依主が死ねばそのイマジンも消滅する等、その存在は再び契約者のイメージに依存する形に戻る。

名称の由来は思考を表す「image」と、願いを叶える砂漠の火の精「ジン」もしくは「魔人」から。

契約
現代へ来たイマジンが最初にすること。契約をしなければ現代で実体化できないため、相手の意向に関わらず契約を強要することがほとんど。契約は、現代人がイマジンに願いを伝えたときに成立し、イマジンはその願いを叶えるまで、契約者から離れることができない。ただし、その対象は同一人物なら契約前の時間にいた人間でも良い。しかし、記憶が途切れると消滅する危険性がある。願いを叶えるためには、程度はまちまちだが殺人・略奪・破壊行為なども平然と行う。一方で、イマジン同士で戦うことを望まぬような言動をする者や、モモタロス達のように使命はどうでもいいと考えている者もいる。
イマジンは契約相手に過去を強くイメージさせることで、その過去へタイムスリップすることが可能である。「望みを叶える」という行為は、契約者にその「望み」を抱くキッカケとなる「過去」をイメージさせるための間接的手段に過ぎないため、過去をイメージさせるだけであれば契約者の本質的な望みを成就させる必要はない。ゆえにイマジンが契約者の望みを自分に都合のいいように解釈し、強引かつ一方的に契約を完了させているケースがほとんどである。

登場イマジン一覧[編集]

ここでは第27話以降に登場する敵イマジンを扱う。第26話以前に登場したイマジンについては放映リストを参照。

また、劇場版に登場するイマジンについては劇場版のイマジンを参照。

  • ブラッドサッカーイマジン(27‐28話)
  • ワスプイマジン(29話)
  • ブルーバードイマジン(30話)
  • ラビットイマジン(31話)
  • アントホッパーイマジン(アリ、キリギリス)(31‐32話)
  • クラーケンイマジン(33‐34話)
  • モールイマジン(アックスハンド、ドリルハンド、クローハンド)(35話)

ギガンデス[編集]

イマジンのイメージが暴走し巨大化した姿。どの姿になるかはイマジンの特性に合わせて変わり、時には1体のイマジンから複数のギガンデスが出現することもある。以下の3種類が存在する。ギガンテスデス合成語

ギガンデスヘブン(2話‐)
全身が白く顔は金色で、上半身はコウモリと鳥の合成、下半身は蜂の腹部のような姿のギガンデス。主に空を飛ぶイマジンのイメージが暴走するとこの姿になる。
ギガンデスハデス(6話‐)
巨大な金色の龍のような姿のギガンデス。主に水棲動物をモチーフに取るイマジンが暴走するとこの姿になる。
ギガンデスヘル(10話‐)
六つの目を持ち、三本の角を生やした、牛に似た黒い巨獣の姿のギガンデス。主に陸棲動物をモチーフに取るイマジンが暴走するとこの姿になる。

キャスト[編集]

レギュラー・準レギュラー出演者[編集]

  • 野上良太郎 / 電王プラットフォーム(声):佐藤健
  • ハナ:白鳥百合子
  • コハナ:松元環季
  • モモタロス(声)、M良太郎(声) / 電王ソードフォーム(声):関俊彦(※)
  • ウラタロス(声)、U良太郎(声) / 電王ロッドフォーム(声):遊佐浩二(※)
  • キンタロス(声)、K良太郎(声) / 電王アックスフォーム(声):てらそままさき(※)
  • リュウタロス(声)、R良太郎(声) / 電王ガンフォーム(声):鈴村健一(※)
  • 桜井侑斗 / ゼロノス アルタイルフォーム(声):中村優一(※)
  • デネブ(声)、D侑斗(声) / ゼロノス ベガフォーム(声):大塚芳忠(※)
  • 野上愛理:松本若菜
  • ナオミ:秋山莉奈
  • 尾崎正義:永田彬 (RUN&GUN)
  • 三浦イッセー:上野亮
  • デンライナーのオーナー、オープニングナレーション:石丸謙二郎

(※)予告ナレーションも担当。

主なゲスト出演者[編集]

括弧内の数字は出演回。☆は過去の特撮番組出演者(レギュラー、ゲスト多数出演含む)

ゲスト声優[編集]

括弧内の数字は出演回。

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
Climax Jump
第28話で、エンディングテーマとしても使用している。
エンディングテーマ(挿入歌)
各フォームでの戦闘時に流れる。「Action-ZERO」以外の詳細は「Double-Action」を参照。
「Double-Action」(第3話-)
「Double-Action Rod form」(第8話-)
  • 作詞:藤林聖子 / 作曲:LOVE+HATE / 編曲:酒井陽一 / 歌:野上良太郎&ウラタロス(佐藤健&遊佐浩二
「Double-Action Ax form」(第15話-)
  • 作詞:藤林聖子 / 作曲:LOVE+HATE、鳴瀬シュウヘイ / 編曲:鳴瀬シュウヘイ / 歌:野上良太郎&キンタロス(佐藤健&てらそままさき
「Double-Action Gun form」(第17話-)
  • 作詞:藤林聖子 / 作曲:LOVE+HATE、鳴瀬シュウヘイ / 編曲:鳴瀬シュウヘイ / 歌:野上良太郎&リュウタロス(佐藤健&鈴村健一
「Action-ZERO」(第25話-)
その他
「Double-Action Coffee form」
  • 作詞:藤林聖子 / 作曲:LOVE+HATE、鳴瀬シュウヘイ / 編曲:鳴瀬シュウヘイ / 歌:ナオミ&愛理(秋山莉奈&松本若菜
「Double-Action Piano form (1-4)」
  • 編曲‧作曲:LOVE+HATE
「Real-Action」
  • 作詞:藤林聖子 / 作曲:Ryo / 歌:野上良太郎(佐藤健)

放映リスト[編集]

Portal:アニメ/速報的な記事の編集の「対象となる行動」に基づき、放送開始後4クール終了までは、3・4クール内のサブタイトル編集は自粛願います。
なお、この行動の適用範囲は「アニメには限定せず、週ごとに放送、制作される特撮番組、ドラマ、あるいは漫画等の記事で、同様の行動が発生している場合も、この方針を適用してもらって構わないものとします」とのことです。
Portal:アニメ/速報的な記事の編集の「対象となる行動」に基づき、放送期間中のサブタイトルの公開は自粛願います。サブタイトル等は番組の公式サイトにてご確認ください。また、閲覧する場合は「表示」をクリックしてください。

前後番組の変遷[編集]

テレビ朝日系 日曜8:00枠(2007年1月‐、スーパーヒーロータイム枠の第2枠)
前番組仮面ライダー電王次番組
仮面ライダーカブト-

テンプレート:テレビ朝日系日曜朝のアニメ特撮番組

トピックス[編集]

  • ライダーのボディスーツの素材は作品ごとに改良が続けられており、本作から素材提供・造形(縫製)にミズノが協力。“BIO GEAR”ブランドで実用化されている繊維を用いたアンダースーツが完成した。これらのスーツは従来よりも耐久性に優れ、更に効率良い発汗・蒸発が可能な高性能なモノで、スーツアクター達の軽快なアクションを支えている。
  • 『剣』から実施されている清涼飲料水『オロナミンCドリンク』とのタイアップが本作でも引き続き行われ、例年同様、この番組でしか流れないスペシャルCMも製作された。内容としては、良太郎が子供を励まし一緒にオロナミンCを飲むというもの。電王ソードフォームも登場する。
  • 子供向けCMの他に、例年同様バイクなどの車両を提供し、期間限定スポンサーでもあるHONDAのオートバイのCMも流れる。また『555』以降実施している鈴鹿8時間耐久ロードレースへのタイアップエントリーが本作でも実現。「仮面ライダー電王 Honda DREAM RT」として参戦した。
  • 2007年8月3日放送のテレビアニメ『クレヨンしんちゃん』では、『爆竜戦隊アバレンジャー』&『釣りバカ日誌』以来となる、本作とのクロスオーバー作品が放送された。劇中にはオリジナルの「仮面ライダーしん王」と「三段腹イマジン」が登場する。アニメとはいえ『龍騎SP』以来のゴールデン進出といえる。
  • いくつかの鉄道会社スタンプラリーの題材になっており、東京急行電鉄では期間中は部分ラッピング広告列車が運行されていた。

脚注[編集]

  1. 小林が劇場版の脚本を手掛けていた時期の臨時参加で、その際も小林はダイアログ監修として脚本に関わっている。
  2. 2.0 2.1 2.2 電王の各フォームに対応した武器を、劇場版でのイマジン本体の戦闘にあわせ韮沢靖が再考したもの。
  3. 名前がデネブなので、製作側はどうにかモチーフを鳥にかこつけたかったらしく、弁慶牛若丸鞍馬山烏天狗カラスの連想からカラスに決まった。
    • パート1:剣先を分離させず、すれ違いざまに横から一刀両断。
    • パート2:剣先を分離させ、脳天から縦一文字に両断。
    • パート2´(ダッシュ):剣先を分離させ、胴体を横なぎに斬る。
    • パート3:剣先を分離させ、右からのけさ切り→左からのけさ切り→縦一文字に続ける3連続斬り。
    • パート3と見せかけてストレートど真ん中:剣先を分離させてけさ切りの後、途中で突き上げて空中に運び、剣先を戻して飛び込み斬り。
    • パート5:剣先を分離させ、右横なぎ→左横なぎ→縦一文字 の3連続切り。
    • 特別編:劇場版でのみ使用。フルチャージを2度行う。詳細は不明だが、分離させた剣先を1度ガオウから離れさせ、下から縦に両断していた。
    パート4は欠番(パート5使用の際「一つ飛ばすぐらいすごい技」と言っていた)。バージョンを増やしすぎたためにモモタロスも整理が付かない状況である。なお、M良太郎の姿で使用した「俺の必殺技(カウント無し)」は、炎をまとった棒で殴りかかるもの。
  4. クレジット表記はないが、劇場版から挿入されたシーンでは松本実が演じている。

外部リンク[編集]

テンプレート:仮面ライダーシリーズes:Kamen Rider Den-O pt:Kamen Rider Den-O th:มาสค์ไรเดอร์เดนโอ

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